仕事中の理想的な水分補給の仕方とは

仕事の前後で、看護師の体内の水分状態を比較した結果、仕事の後は尿浸透圧が高い傾向があるというデータが存在します。看護師は仕事が忙しいと、水分補給のタイミングも難しく、仕事中に脱水症状になりやすいのです。
特に、夏場はその傾向が顕著になるため、細かな水分補給を心がける必要があります。休憩時間を待たずに、仕事の手が空いた時間などに、水分を補給する習慣をつけておきましょう。
電解質が含まれるスポーツドリンクは、水分に加えて塩分も摂取できるため、熱中症対策に効果的だと言われています。ただし、大量の糖分が含まれている製品もあり、水代わりに飲むのは要注意です。スポーツドリンクは、1日500ml程度に抑えましょう。
また、カフェインを大量に含む飲み物には、水分を排出する働きを強める成分が含まれています。ブラックコーヒーや緑茶を好んで飲む場合にも、脱水症状のリスクが増すことを知っておくことが大切です。
看護師の水分補給におすすめの飲み物としては、麦茶が挙げられます。麦茶はカフェインが含まれておらず、糖分も含まれていないため、安心して飲めるのがポイントです。水代わりにできる飲み物なので、常備しておくといいでしょう。
水分補給の仕方としては、がぶ飲みしないことが大切です。体内で吸収できる水分量には限りがあり、一定量を越えて水分補給しても、体外に排出されてしまい、トイレが近くなって仕事に支障が出るかもしれません。水分補給のコツは、コンスタントに少量ずつ飲むことです。

【仕事中の水分補給についてはこちらもヒントになります→http://suibunhokyu-susume.com